アオヤンログ

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「死役所」読んでみた【ネタバレ有り】

最近は漫画読むのもっぱらアプリ派です。あおやんです。

 

今回はちょっと感動するホラー漫画「死役所」を紹介してみます。

 

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「死役所」(著者・あずみきし氏)より引用。

 

ざっくり説明すると、諸々の事情で死んでしまった全ての人が行きつく場所「死役所」をメインに語られる生と死のヒューマンドラマです。

 

この漫画に出てくる人々は、死んだらこの死役所で成仏する為の手続きをしなくてはいけないらしく。

 

あっもちろん手続きしても天国へ行けるとは限らないそうで。

 

「死役所」主な登場人物

とりあえず一部の方のみピックアップ。

 

  • シ村さん

→「総合案内係」で本作品の主人公。いつもニコニコへの字口で笑ってるのが特徴的だが、稀に無表情で怒りなどの感情を見せたりも。怖い。

現状1番過去が謎に包まれている人物。

 

  • ニシ川さん

→「自殺課」担当で本作品のヒロイン的扱いらしい。いつもクールで淡々と仕事をこなしている美女。毒舌でシ村さんとの掛け合いもかなりシュール。

 

  • ハヤシさん

→「生活事故死課」担当のチャラそうな若いお兄さん。ニシ川さんより後輩らしい。イケメン。死者が持ってくる漫画を集めるのと芸能人のサイン収集が趣味。「真すかシ村さん」みたいな古くささ感じる喋り方良いです。

 

  • イシ間さん

→「他殺課」担当のおっちゃん。涙脆くて子供に弱い。虐待などで早々に亡くなりやってくる子供を見てはよく泣いていたりもする。姪っ子とのエピソードが超泣ける。

 

  • 岩シ水さん

→「人為災害死課」担当の地味めな若いお兄さん。ハヤシさんより後輩ぽい。グロ耐性がないらしくグロい姿で現れる死者を見てはビビっている。影薄い。

 

「死役所」物語の見所

実はシ役所の職員になるには条件があり、それは「死刑になって亡くなった者」とされています。

 

なのでここの職員がなぜ死刑になったのかも物語の中で明かされていくのだが、この過程がまた泣けるんですよ。

 

イシ間さんと姪っ子の話なんていたたまれんすぎて読むの辛かったし、ハヤシさんもああ見えてかなり壮絶な人生を生きてきたと言う…

 

ちなみにシ村さんは冤罪らしいと言うことが本編にて明かされているものの、詳細はまだ謎に包まれています。

 

たぶんこの物語のメインイベントなんでしょう。彼は生前結婚していて、冤罪で死刑になる過程で奥さんが絡んでいそうなのは、4巻でのミチルちゃんとのやりとりからなんとなく伺えます。

 

とにかく「生と死」と言うテーマを上手く扱っており、死んだ人それぞれの物語をシビアに描いている漫画です。

 

所々グロシーンがあるので普段ならあまり読まないタイプの漫画なんですけど、ストーリーが非常に良い為どんどん読めてしまいます。伏線も何気に多くて先の展開から目が離せません。

 

まだ今までの連載分全ては読破してませんが、1番印象に残ってる話はシ村さんの拘置所時代の職員さんのお話です。

 

あれを読んでしまうと、いくら死刑になる程の罪を犯した極悪人だろうと同情せずにはいられないと同時に、悪い事はするもんじゃないなとちょっとビビらされます。

 

あまりにも色々考えさせられて、漫画読んだ後に死刑制度の実態について調べてしまったほどです。

 

だいたい死刑囚って死刑確定してから執行まで数年は待たされるらしいけど、その間にすっかり改心して穏やかになってる人もいたりするようです。

 

それでも執行の日になると当日の朝にいきなり知らされて、数時間もせんうちに死ぬ事になるって言うんだから、自業自得とは言えちょっぴり同情しちゃいます。しちゃいけないんだけど。

 

ともかく、少しのきっかけで人の人生はこうも簡単に狂ってしまうのかと。そう思わせられる漫画です。

 

たぶん今後も読み続けると思います。

シ村さんの過去気になるし。


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