アオヤンログ

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「死役所」8巻を読んでみた感想【ネタバレあり】

こんにちは、あおやんです。

 

またまた「死役所」ネタバレレビューです。

どハマりして現行の8巻まで読破してしまった…。

 

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「死役所」8巻(著者・あずみきし氏)より引用。

 

 

この8巻が最初から最後までボロクソ泣けるのでとりあえずオススメしたいです。

 

あ、ソープの話は除くwあれはギャグパートですねはい。

 

死役所8巻:第35〜36条「母になる」

 

妊活に励むご夫婦の話ですね。もうとにかく健気で泣けるのよ。泉水さんも、旦那のタカさんもめっちゃ良い人で。

 

職場のタバコ吸ってた妊婦スタッフとか、姑にもキツイ事言われて、それでも堪えて陰で泣いてる泉水さんとそれを支えるタカさん。結婚したらこんなご夫婦になりたいものだと切に思いました。

 

最終的に授かった赤ちゃんは悲しい結末に終わってしまいましたが、奥様だけでも無事でいてくれたのは不幸中の幸いであったと思いたい。

 

泉水さんは「赤ちゃん1人で逝かせるくらいなら自分も一緒に」って考えていて、それはきっと母親としては当然抱く感情なのでしょう。

 

ただそうなれば残されたタカさんはどうなるのって話で。自分の子供だけでなく嫁まで居なくなってしまうなんて、そんなの彼にとっちゃ生き地獄と変わらないじゃないですか。

 

なので、あの局面で泉水さんの命を優先してくれと医者に伝えたタカさんの決断もまた致し方ないと言うか、ごもっともであると思いました。

 

あと泉水さんの赤ちゃんを気にかけていたあの不思議な女の子は結局何者だったんでしょうね?

 

この死役所の物語そのものがファンタジーなので、そういうスピリチュアルな能力持ってる子が出てくるのもアリっちゃアリですが。

 

死役所8巻の目玉はなんといってもイシ間さんだからなのか、この後も子供の話が多いです。

 

死役所8巻:第37条「愛を買う」

ソープ嬢に本番を強要し殺されてしまう男の話。

この回でもイシ間さんの複雑な心情が見え隠れしてます。きっと姪のミチちゃんの事を思い出したんでしょうね。

 

この築本っていう変態男がまぁちょっとよくいる勘違いタイプ。

 

ソープ嬢ゆなにベタ惚れでありながら、そのゆなに殺されたと分かれば「こっちは金払って買ってやってんのに?社会の底辺のくせに?」と言い放つ始末。そりゃ〜イシ間さんもムカついたと思います。

 

「女はいくらでも演技できます」「男は単純ですからねぇ」と勘違い男をメンタルごとぶった斬るニシ川さんとシ村さんの連携シーンは最高です。

 

で、ラストシーンでは警察にて怯えた表情で正当防衛を主張するゆなちゃん。警察署を出た後の無表情さが、まさに女の怖さやしたたかさを表していました。

 

でも実際正当防衛でもいけるかな?どうかな?

 

死役所8巻:第38条「理想の家族」

ネグレクトを受けていた末に、インフルエンザが悪化して亡くなった少年のお話。

 

もうこれ以上イシ間さんを悲しませないでってくらい子供の話が多いな。

 

それにしても子供が亡くなった後のあの両親のシーンは胸糞悪いですねぇ。

 

いくら昏睡状態の2日間付きっきりだったと言ってもそんなもんでカバーできねーよお前らの業はよ!と言いたい。第35条の妊活夫婦を見習ってほしいですね。

 

で、ここでイシ間さんが少年に「俺と一緒に成仏するか?1人で寂しかったもんな」と言います。

 

そしてとうとう辞令が来たという事実をシ村さん達職員に暴露。

 

そう、イシ間さんは死役所での任期満了の為、いよいよ成仏する事になるのです。イシ間さんの受付を頼まれたシ村さんの表情が切ない…。

 

死役所8巻:第39条「お気をつけて」

もはや扉絵からして泣けてきます。

 

イシ間さんとのお別れ回という事で、彼の過去が総まとめされています。

 

イシ間さんの姪っ子ミチは少年達に強姦されてしまった日から、とにかく似たような少年の陰に怯える毎日。

 

「その少年達は俺が殺したからもう大丈夫だ」と伝えるべきなのか迷い続けるイシ間さん。

 

ある日耐えかねて自殺を図ろうとするミチを見て、とうとうイシ間さんは少年達を殺した事をミチに暴露するのです…

 

結局自分のした事が正しかったのかは断言できないし、本当は罪など犯したかったはずもなく、ずっとミチの側に居たかったと語るイシ間さん。

 

でも後悔してるかと言われたらそれも分からない、と。

 

その後のシ村さんの「今同じ事が起きたらどうしますか?」の質問に、「殺すと思う」とやたら良い表情で答えたイシ間さん。

 

そして「答えなど出せなくてもイシ間さんはもう成仏するから関係ない」と、相変わらずドライにぶった切るシ村さん。

 

とりあえず落とし所は見つかったようです。

 

そして感動のお別れシーン。

ここからはハンカチ無しには読めません。

 

イシ間さんを見送りに来る死役所の職員達。ニシ川さんも忙しいとか言いながら、新人くんと共に遠目から見守っています。

 

ハヤシくんが読者の心情を見事に代弁してくれてます。イシ間さんが地獄行きだなんておかしすぎるやろぉぉぉぉ。

 

あと憧れのシラ神さんから花束もらうシーン、素敵です。いつも謙遜ばかりしてるシラ神さんの微笑み!良かったなぁイシ間さん。

 

そしていざ扉をくぐろうとするその時、イシ間さんを呼び止めた後のシ村さんが最高。

 

お辞儀90℃で「本当にありがとうございました」って…。

 

この後の切なげな笑顔。本当にイシ間さんを慕っていたんだなぁと思える瞬間です。

 

シ村さん基本表情変わらない人ですし、こういうシーンではほんとグッときますね。

 

その後のハヤシくんの「生まれ変わったら一緒に酒飲んで下さい」とか、見送り行かないとか言いながら遠くからお辞儀をするニシ川さん(とハシ本くん)でもう涙腺を総攻撃されます。

 

そして涙を流しつつ少年と共に成仏していくイシ間さんなのでした…。

 

まとめ

死役所って、ただのファンタジー入ったホラー漫画じゃないよね。感動的なヒューマンドラマだよね。

 

たぶんシ村さんの過去とかでものすごい涙腺崩壊シーン持ってくるんやろうな。

 

以上、死役所8巻のネタバレ感想でした。

 

今後の展開が楽しみです。

イシ間さんいないのさみしいけど…。

 

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