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【ネタバレ有り】「3月のライオン」と「ハチミツとクローバー」をまとめて語る

どうも、あおやんです。

 

最近また羽海野チカ先生ワールドにどっぷり浸からせて頂いています。

 

というのも、最近マンガボックスで「ハチミツとクローバー」通称「ハチクロ」が再掲載されていましてですね。

 

毎週月曜日更新っぽいですが、懐かしさを感じながら読ませて頂いております。山田さんかわいい。

 

あと「3月のライオン」ですね。

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これは今も連載中で、最近の展開だとようやく主人公とヒロインが良い感じにまとまってきたという素敵な展開になってきています。

 

そして、最新の14巻にて、なんとまさかのハチクロコラボ。ファンには見逃せないポイントです。

 

今回はハチクロの全話ネタバレおよび「3月のライオン」の13巻・14巻を読んだ感想などをお話していきたいと思います。

 

 

ハチクロの「全員片想い」展開がキツかったあの頃

 

ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)

ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)

 

 

私が「ハチミツとクローバー」という漫画に出会ったのは今から10年以上も昔で、歳で言うとだいたい19〜20歳あたりだったかと思います。

 

当時、高卒で入社した会社の同期の男の子に報われない片想いをしていたあおやん。それはもう山田さんの片想いに共感しまくりながら読んでいたものです。

 

当時は山田さんに肩入れしまくってた為に「真山なんで山田さんじゃないんだよ…!もう山田にしとけよ…!」という想いでした。最終巻まで一貫して。

 

そして、終盤の唐突な修はぐ展開も受け入れられず。むしろ野宮山田ペアよりだいぶキツかったですw

 

修ちゃん…それはあかんやろ…そういうのはうさぎドロップだけで十分だよ…。(うさぎドロップも同様にオッサン保護者×少女で公式CP成立)

 

その後の竹本&森田を見る虚しさったらないですよ。竹本くんなんてたぶん主人公ですよ彼。主人公であの扱いって…。

 

はぐちゃんはたぶん修先生でなくともあの2人のどっちとくっついてもまぁなんとかなってたと思うんです。手の怪我とかも含めて。

 

竹本君だってはぐちゃんのメンタル面を支えられる程度には精神的に成長してたと思いますし、森田さんにしてもはぐちゃんの職人気質を理解できるタイプ。かつ金銭的なフォローもできるという点で竹本君より強かったかと。

 

何よりはぐちゃん自身の心の成長の為にも、あの2人のどっちかの存在はあった方が良かったのではないでしょうか。

 

「でもそれ、全部修ちゃんで代用できちゃうやん?」と言われても否定はできないんですがw

 

さすが「全員片想い」をテーマとした作品。

普通の少女漫画だと成立しなさそうなカップルが次々と成立してゆく終盤に、当時は読み進めるのがけっこうキツかったです。

 

それだけ少女メンタルだったのかもしれませんあの頃は。

 

今と昔で変わったハチクロ評価

 

あれから10年以上の月日が経ち、すっかりおばさんになった今、こうしてマンガボックスにてハチクロと再会した訳ですが…。

 

あの「全員片想い」展開を意外と受け入れられている自分がいます。いやー月日が経つのってこわいね。歳とるのこわい。

 

今現在も、マンガボックスにて毎週更新されるハチクロを楽しみながら読み進めているところです。あのクッソ切なすぎる今後の展開全部わかってますけど楽しめます。

 

全員が全員、想い人と結ばれたわけではないという点もこれはこれで現実的で良い。オトナな物語って感じです。

 

メインメンバーのうち竹本・森田・山田の3人はガッツリ失恋してるんですけど、若かりし頃の一つの経験って感じで良き。

 

特に山田さんは救済措置がデカすぎます。最終的には野宮さん(イケメンかつ将来有望株)に一途に想われてそのまま恋人同士になるとか勝ち組じゃないか…!

 

真山も真山で積年の想いが報われて良かった。メインメンバーの中ではおそらく唯一、長い片想いを実らせた男。

 

なによりも、真山に出会うまでのリカさんの人生があまりにも不憫だったので、原田さん亡き後に彼女を支えてくれる男性が現れたことが嬉しいってのが本音です。

 

修ちゃんがはぐちゃんに恋愛感情を抱くという展開に関しては、さすがに無理があったのではと未だに思ってますがw

 

ただ、はぐちゃんの職人気質なキャラ的に、創作活動のパートナーとして修ちゃんを選んだということに関しては、非常に納得のいく選択だなぁと。

 

竹本くんは、はぐ森田に比べると一般人色が強いキャラですよね。普通に就職して、普通にお母さんと似たようなタイプの女の子と恋愛する方が合ってそう。

 

森田さんは…なんか自由人っぽいから一生独身でもやっていけそうな感じw

 

そして実は真山・野宮・修ちゃんの3人は「3月のライオン」14巻にてゲスト出演し、「ハチクロ」の物語のその後を語ってくれています。

これについても、後の項目で詳しくレビューしていきますね。

 

あと、こんなものも見つけました。

ハチミツとクローバー「君は僕のたからもの」【コミックス未収録話・2】 (その他)

ハチミツとクローバー「君は僕のたからもの」【コミックス未収録話・2】 (その他)

 

 山田・野宮ペアと真山・リカさんペアのその後のお話だそうです。

 

「3月のライオン」13巻の感想

 

お次は「3月のライオン」13巻の感想です。

13巻の見所の一つと言えば、やはりあかりさんを巡っての三角関係でしょうか。

 

とは言え、ガッツリ燃え上がっているのは林田先生だけで、あかりさんと島田さんの気持ちはまったく不明瞭な状態です。(島田さんは14巻で少し言及がありますが)

 

個人的に、どちらを推すかと言われたら林田先生派です。

 

島田さんは将棋一筋で恋愛してる余裕がなさそうな感じ。(これも14巻で判明)

 

こういうタイプの人を恋愛対象にしちゃうと色々しんどそう。島田さん自体はめっちゃかっこいいし、良い人なんだけども。

 

対して林田先生は男としての余裕には欠けますが、あかりさんの為に時間を割く余裕があるという点がでかいと思います。そして何よりあかりさんへの気持ちが島田さんよりも強い。

 

一見頼りないけど好きになった人はちゃんと大切にしそう。なんだかんだで女性はこういう男性を選ぶ方がうまくいく気がします。

 

しかし、肝心のあかりさんが恋愛に興味なさそうというか、父親の件で変にトラウマを抱えているようです。

 

今後のあかりさんの気持ち次第になりそうですね、この三角関係。

 

次、13巻中盤の見所である二階堂と宗谷名人の対局。

私は将棋よくわかってない勢ですが、よくわかってなくても思わず引き込まれてしまうのは、さすが羽海野先生の描写力といったところでしょうか。

 

零と二階堂の友情の熱さも垣間見れて良いパートでした。

零ちゃん、最初は宗谷さんと対局する二階堂にめちゃくちゃヤキモチ焼いてるんですけど、二階堂が体調を崩して動きが止まった時に「指せ!お前今勝ってんだぞ!」ってハッパかけるんですね。

 

零ちゃん、あんだけ文句言いながら二階堂に勝ってほしいんじゃん!!ってのが分かる良いシーンです。

 

でも肝心の二階堂は意識飛んじゃっててリタイア。彼の病気は大丈夫なんかなー。物語終盤で死ぬとかほんとキツイからやめてね…泣

 

個人的に、倒れる二階堂を支えてその後背負って運んでいく後藤にグッときました。

 

自分を負かした島田さんのこともちゃんと気遣ってて、「えっなに後藤さんこんな良い人だったの(失礼)」とか思っちゃいました。

 

香子のことがあるからすぐには難しいかもですが、いつか零とも和解してほしいものです。

 

二階堂の戦いの後の滑川の話も良かったですね。滑川さんの新たな一面が見れたというか、この漫画は棋士の皆さんのキャラが非常に濃いのも面白さの一つだと思います。

 

だから将棋よく知らなくても楽しめるんですよね。

 

そして、13巻終盤では久々に香子回もありました。

奥さんを失うかもしれない後藤の姿を見て、かつて家族を亡くした零の気持ちをようやく理解することができた…というような内容です。

 

香子にとって零は、弟だけど血の繋がらない他人で、かつては自分がワガママばかりぶつけ、傷付けていた相手。

 

でもそれが酷いことだったと気付いた彼女は、零に対して罪悪感とともに涙を流します。

 

零が自宅に居ないことで、彼が「川本家」という落ち着ける居場所を見つけたことを直感で理解した香子。

 

涙ながらに零や後藤の未来を祈っているところで13巻終了。といった感じです。

 

個人的に香子さんのパートがこれで終わるとも思えないので、物語の終盤くらいでまた何かあるのかなぁって感じはします。

 

ただ香子さんかなり性格が丸くなっているようなので、以前のようなトラブルメーカーとはまた違った立ち位置になるんじゃないかなと。

 

「3月のライオン」14巻の感想

 

14巻の最初は、またまたあかりさんを巡る三角関係のお話。

島田さんと林田先生のどちらかにあかりさんを幸せにしてほしいと願う零は、何かにつけて2人を呼び寄せ、あかりさんと接点を持たせようと頑張ります。

 

しかし、なんだかんだで大人である林田・島田にはその目論見がすっかりバレていた様子。

自分達の気持ちを置いてけぼりに色々画策する零に怒りながらも、初めて出会った頃に比べると遥かに充実した人生を送る彼の姿を見てほっこりする2人。

 

そして零の企みとは裏腹に、あかりさんではなく男2人の仲だけがガッツリ深まってしまうほっこり展開に。

 

「これは第三者にあかりさんを掻っ攫われてしまうフラグでは…?」と心配になる野口先輩と零ちゃん。

 

確かにこの状態だとお互い譲り合い…とかやりかねない感じですね。

 

そもそも島田さんが恋愛に消極的なんだから、林田先生も気にせずあかりさんにアタックしちゃって良いと思うんですけどね。奥手だから難しいかw

 

そして14巻後半では文化祭のお話がメインとなり、ようやくひなちゃんの気持ちにもスポットがあてられる事になります。

 

なんとひなちゃんは「お姉ちゃんと零ちゃんがくっついてくれたら良いなぁ」などと思っているようですw

 

零が島田林田をあかりさんに推してるのと同様に、ひなちゃんのこの想いも当人同士の気持ちは丸無視してる訳なんですけど、これもまた彼女の複雑な心境が原因である事が明かされます。

 

どうやらひなちゃんは「零ちゃんがいつかお父さんみたいにいなくなってしまうのが怖い」と感じている様子。

 

あかりさん同様、父の件がトラウマになっているようです。妻子捨男罪深すぎる。

 

文化祭の最中、ひなちゃんは「美人でご飯も美味しくて優しいお姉ちゃんなら、きっと零ちゃんを離さずにいてくれるはず」と、友人コンビに打ち明けます。

 

どうやらこれが、ひなちゃんが零×あかりを推す理由の様。

 

そこで「自分が零ちゃんと!!」とならないのがひなちゃんらしいというか、思春期女子って感じですね。

 

ひなちゃんの友人コンビがいうには、「ひなはどう見ても零の事が好き」らしいのですが、ひなちゃん本人は否定し続けている様子。

 

思春期女子の思考回路はよくわからんけど、ひなちゃんは高橋くんLOVE時代の頃からめちゃくちゃ奥手な子だったよ…。

 

でも肝心の零がひなちゃんを好きな訳ですから、これで終わっちゃダメですよねぇ。

 

ひなちゃんが文化祭の出し物の白玉とあべ川餅を自分の為に取り置きしてくれていると聞いた零は、職団戦を早々に切り上げて学校にいるひなちゃんの元へと向かいます。

 

一方、友人コンビに想いを打ち明けながらもなぜか涙ボロボロのひなちゃん。そのままフラフラと校門の方へ歩いていきます。

 

零が来るかどうか見に行ったっぽいんですけど、このタイミングで零を探しに行くのがまた良いんですよね。

 

「お姉ちゃんと付き合ってくれたら嬉しい」と言いながら涙ボロボロなのも、もう彼女の本心を表していると言っても良さそう。

 

自覚が無さそうではありますが、零のことを特別に想っているのは確かのようです。

 

仮に自覚があったとはいえ、高橋くんの件から見てもひなちゃんは恋をすると自分に自信が無くなるタイプの子。

 

「自分は零ちゃんにふさわしくない。だからお姉ちゃんじゃないと」くらいは思っていそうなんですよね。

 

そしてちょうどやってきた零の姿が見えたひなちゃんは、彼のいる校門まで走り出します。

 

途中の階段で転んで落ちそうになったところを零に助けてもらうんですが、この時に今まで色々助けてもらったことへの感謝を零に打ち明けます。

 

「来てくれて嬉しい。学校が楽しい。零ちゃん本当にありがとう」みたいな感じで伝えてるんですけど、何せ涙ボロボロなので零も困惑しながらひなちゃんの言葉を受け止めます。

 

14巻はここで終了するんですけど、現在連載中の展開では改めて零の方から告白するみたいなので、そこから2人の仲がどうなっていくか気になるところですね。

 

「3月のライオン」14巻のハチクロコラボ概要

 

「3月のライオン」14巻のもう一つの見所としては、やはり「ハチクロ」コラボでしょう。羽海野先生の作品ファンとしては感無量だったのではないでしょうか。

 

なんと本編の職団戦のパートにて、零の高校の先生達の対戦相手として真山・野宮・修ちゃんの3人が立ちはだかります。

 

そしてこの3人の口から「ハチクロ」の後日談が少しだけ語られる…という素晴らしい内容です。

 

何が嬉しいって山田さんが幸せに奥さんやってる様子が見れたことですね。

 

ハチクロ当時、報われない片想いっぷりを貫いていた山田さん。当時同じく報われない片想いをしていた私としては、まさに戦友のような気持ちで彼女を見つめていました。

 

なので、この後日談で野宮さんと幸せな家庭を築いている彼女の姿を見れたのは本当に嬉しかったです。

 

野宮さんもハチクロ登場当初はただのチャラ男だったというのに、後日談を読むと奥さんの夢の為に専用アトリエ作っちゃうような愛妻家にクラスチェンジしてて、もう…なんかもう…惚れた。

 

あぁ、私の愛した山田が幸せになっている…本当に良かった…!

 

で、せっかく野宮が山田の為に作った専用アトリエに、リカさんとはぐちゃんが作品作りの為に住み着いてしまうというぶっとんだ展開になっているらしく。

 

奥さんとの新婚生活を邪魔されて困り果てている野宮は、「2人を連れて帰ってくれ」と真山と修ちゃんに頼むのですが…。

 

「女子友できてウッキウキのリカさんを連れて帰るなんて…」「はぐの新しい作品見たいし…」みたいな感じでイマイチ取り合ってもらえませんw

 

そんな野宮VS真山・修の言い合いの様子を、零も陰から見つめていて…という感じで本編の流れに戻ります。

 

零は真山達の様子を見ながら、「奥さんや彼女のことで揉めてる?モテそうな人達でも誰かと一緒になるって大変なんだな」と思いつつ、自分とひなちゃんの未来についても考えます。

 

この1年いじめ事件や父親の事で大変なことばかりだったひなちゃん。

 

それでも自身より周りに寄り添うことを優先していた彼女が、今度は零の為に白玉とあべかわ餅を用意していて「よかったら食べてほしい。でも無理しないでね」と言いながらも待ってくれている。

 

彼女の遠慮をそのまま受けとってしまうなんて、そんなのあんまりじゃないか!とひなの元へ向かうことを決意する零。

 

この後のひなちゃんの涙ボロボロのモノローグも合わせると、とても良い流れに仕上がっています。

 

まとめた

 

羽海野先生作品、特に「ハチクロ」が好きなら、「3月のライオン」は読んでおいて損はありません。

 

まさか10年以上経って後日談が読めるなんて、あおやんは夢にも思っていませんでしたよ…。

 

メインメンバーのうち竹本・森田の行方は後日談でもわからずじまいでしたが、公式で何かしら言及あると嬉しいですね。ああいうほろ苦い感じで終わってしまったからこそ良いというのもありますが。

 

「3月のライオン」も、ようやく零とひなの関係が進みそうなので楽しみです。あとはあかりさん争奪戦w

 

辛い過去を乗り越えて将来のことを考え出した零やひな、あかり達。

 

これからは彼らの「未来」に向けて、スポットがあてられるのかなと予感させる最近の展開から、まだまだ目が離せそうにありません。

 

3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 14 (ヤングアニマルコミックス)

 
3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

 


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