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漫画「連ちゃんパパ」を全巻読破。ナチュラルクズなお話をネタバレ解説

どうも、あおやんです。

 

5月上旬くらいからかな?Twitterか5ちゃんかは知らないけどどこからかいきなりバズり出した「連ちゃんパパ」という漫画を皆様はご覧になられたでしょうか。

 

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《画像引用元:「連ちゃんパパ」1巻》

 

「主人公含め大人の登場人物の大多数がクズ」という物語背景になぜか惹かれてしまい(病んでるのか私?)、導かれるままにマンガ図書館Zで全話読破してしまった次第です。

 

とりあえず、ひと通り読んでみた感想としては「なんて漫画を読んでしまったんだ…」と。

 

特筆すべきは主人公とその嫁の無自覚な凶悪さと残忍性。嫁の方は序盤からフリーザさんもビックリの悪行を働きまくります。そのあらすじをざっくり書いていきますね。

 

「連ちゃんパパ」の大まかなあらすじ(ネタバレ有り)

高校教師として平凡な毎日を送っていた主人公・日ノ本進(34)は、ある日突然嫁の雅子に家出されてしまいます。

 

理由がわからず途方に暮れていると借金の取立て屋が家に押しかけてきて、「お前の嫁に貸した300万を返済しろ」と詰め寄られる羽目に。

 

取立て屋と進の息子・浩司が言うには、雅子は地元で有名なパチンカスで進の知らないところで借金を重ねまくっていた様です。

 

なんとか取立て屋から逃れて浩司と一緒に雅子を探す旅に出る進。浩司からパチンコのコツを聞いて資金稼ぎをしたり、後から追いかけてきた取立て屋もうまく利用したりしながら、雅子の居場所を突き止めます。

 

しかし、なんと雅子は浮気相手と一緒にホテルに居ました。

 

進の必死の説得が功を成し、雅子は浮気相手と別れて家族の元に戻る選択をした…と思いきや、進たちをロビーに待たせたまま、ホテルの裏口から浮気相手と共に逃走してしまうというとんでもない展開にw

 

この一連の騒動がきっかけで、進は完全にダークサイドに堕ちてしまうのです。

 

進はみるみるパチンコ依存症へと変貌してしまい、「パチプロになる!」と意気込むものの雅子同様に借金を重ねる一方。さらに関わる人達を次々と不幸の底に陥れる疫病神となり果てます。

 

ここからはひたすら進・雅子・その他大人達がクズムーブを繰り広げるだけの漫画です。息子の浩司くんはただただ可哀想。

 

連ちゃんパパのヤバいエピソードとかネタバレとか

Twitter検索すればものすごい数のツイートが出てくるのですぐにわかりますが、数ある連ちゃんパパのヤバいエピソードを書いていきます。

 

  • 息子の浩司を300万円で嫁に売る(同じく300万円で買う嫁・雅子)
  • 借金を取立てる為だけに顧客の娘の学校に押しかけ、親の借金を暴露して回る
  • 勤務先の弁当屋の主人をパチンコ依存症になるよう誘導し、店が倒産するレベルの借金を背負わせる
  • 息子の担任を◯イプ
  • 元教え子達が善意でカンパしてくれた金をパチにぶっこむ
  • 自分の子供を何度も捨てる(雅子)
  • 再婚相手をマグロ漁船に売る(雅子)
  • フィリピン旅行を装い進に保険金かけて◯そうとする(雅子)

 

上記だけでも十分ヤバいですが、エピソードはまだまだこんなものではありません。

 

ちなみに主人公と嫁の凶悪さが群を抜いているってだけで、その他登場人物の悪行もまぁまぁ凄まじいです。元来相当な悪人であるはずの借金の取立て屋が一番善人に見えてしまうというとんでもない世界。

 

なんやかんやあって最終的に寄りを戻した進と雅子は最終回で更生ルートに入るものの、「あれ…これまたやらかすんじゃね?」という未来を示唆して終わるところはある意味ホラーです。

 

妻・雅子の無自覚な狂気は必見

パチンコ依存と性への依存は人生及びその人間そのものを滅ぼすという点については、特に雅子の行動を見ているとよくわかります。

 

パチンコで多額の借金作って男取っ替え引っ替えして子供を何回も捨てて挙句の果てに保険金◯人未遂…って、雅子みたいな一見普通の主婦がやるからこそ余計リアリティがすごい……っていうか、こんな事例がリアルで一度でもあってたまるかw

 

散々言われていますが27〜28話の話の流れにはゾクっとします。たぶん旦那の度重なるやらかしにキレちゃった末のあの行動だと思うんですけど、あの最後の笑顔からはなかなかの狂気が滲み出ていました。

 

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《画像引用元:「連ちゃんパパ」28巻》

こちらが問題のシーンです。

この1ページだけでゾクゾクしますね。

 

「自分の人生の邪魔になるものは徹底的に排除する」をナチュラルにやってのける雅子。大人しくしている時期だけ見れば普通にいい母親なのがまた怖いw

 

社会の底辺を見て安心したい人にはおすすめかも知れない漫画

乱暴な表現ですが見出しの通りです。

 

私自身、今でこそ真っ当に生きることができていますが、昔はまぁまぁ痛々しい日々を送っていた経験もありまして「あの頃の自分はまだマシだったと思いたい」という気持ちからこの漫画に惹かれ、目を通してしまったのかもしれないと思っています。

 

連ちゃんパパ夫婦の業の深さのレベルをキングスライムに例えるなら、「ちょっと黒歴史持ってますアピール」している一般人なんて、アリアハン周辺に出てくるスライムみたいなもんです。

 

物語自体は毒々しく殺伐としているのに、絵柄が超シンプルで可愛らしいもんだからスイスイ読めてしまうのも魔性の魅力ってやつですね。

 

ちなみにこれパチンコ雑誌に掲載されてた漫画らしいんですけど、パチンコ依存症に関しての注意喚起を促す役割というよりは、「この主人公に比べたら自分はまだマシ」って考えるパチンカスを増やすだけな気がします。

 


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