どうも、あおやんです( ´ ▽ ` )ノ
真面目にWEBライターとして生計を立てている人であれば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「こんな『いかがでしたかブログ』のようなものを、いつまで書き続ける気なんだ、自分は!」と。
「いかがでしたかブログ」とは
ちなみに「いかがでしたかブログ」というのは、キュレーションサイトやフェイクニュースなどでよく見かける記事構成を基本として書かれているブログのことと、一応は定義されています。
例を挙げるとこんな感じの構成ですね。
・タイトル例「コロナウイルスの発生源・症状・治療方法とは?世界中の感染者の数を調査!」
・導入文(これがまた何百回も見たような書き出しであることが多い)
・大見出し2〜3個(さらにその中に中見出しを2〜3個程度)
・まとめ(ここの段階の冒頭で「いかがでしたか?」が入る記事が一時期流行ったことが「いかがでしたかブログ」の由来とも言えます)
…と、あくまで例ですがこんな感じでしょうか。最近のトップニュース代表ということで、コロナウイルスを例に使わせてもらいました。
試しに「コロナウイルス 発生源」とかで調べてみてください。上と似たような構成の記事がわんさか出てきますから。
いや、構成のテンプレそのものはさほど問題にはならないと思いますね。ブログだってタイトル以外は同じような書き方しますし。
問題なのはその内容ですよ、内容。なんの信憑性も無い情報を、ふわっとした表現でまとめて、SEO対策の為に同じようなキーワード盛り込んでなんとか文字数引き伸ばして、最後のまとめで「いかがでしたか?」。
多くのアフィリエイター、そしてWEBライター達は、こういう記事の書き方をいつまで続けるのだろうと。私も元々その1人ではありましたが、この業界の未来が心配でなりません。
特にアフィリエイトに力を入れていない専業ブロガーさんに関しては、また違う立ち位置になると思うんで良いと思うんですよ。
自分の書きたいことを自分のオリジナリティ・創作欲を最大限に発揮して、自分の言葉で素晴らしい読み物に仕上げているブロガーさんは非常に多く居ます。
しかしこの「いかがでしたかブログ」に関しては、一向にお金の匂いしかしない訳です。
別にビジネスの匂いがすること自体は悪いことでもなんでもないけど、「それならもうちょっとちゃんと書け」と言いたくなるような薄っぺらい記事が多すぎるんですよね。
フェイクニュースは法律で規制してほしい
特に見てて嫌になるのがフェイクニュースですね。ちょっと不祥事を起こした芸能人や、大きな事件の速報が出た時なんかに1日かからず量産されていく「いかがでしたか?」のアレ。
あんなのどう考えても「いち早く記事にしてアクセスとアフィ報酬稼ぐで!内容なんか適当でええで!」みたいな裏事情がダダ漏れてて、もう反吐が出るとはまさにこの事。
私も一応はアレ書いてる人らの同業者になるんですけど、断言しよう。ゴシップ、トレンドブログ、フェイクニュースの依頼だけは受けたことが無いし、今後も絶対に受けません。
目クソ鼻クソ程度の差だと世間は思うでしょうが、あえて言おう。「一緒にはされたくない」と。
数あるいかがでしたかブログの中でも、特にあのフェイクニュース・ゴシップ記事はゲス過ぎます。時には重い犯罪を犯した人の身内のSNSまで無断で公開する輩までいるみたいですけど、あんなのただの名誉毀損じゃないですか。
私利私欲の為にいいかげんな噂を広めて回って、その身内の人生がその後どうなるかとか考えないんですかね?
誰かの人生を生贄にできるほど、実のある内容に仕上がってんのかよって思って読んで見れば、読者を騙くらかすようなふわっとした信憑性の無いことしか書かれてないことも少なくありません。
こういうなんの役に立つのかもよくわからない記事が多すぎるから、WEBライティングやアフィリエイトという業界はどんどん批判に晒されてしまうんだと思っています。
WEBライティング業界を変えていくには、まずこういったフェイクニュースから法律で規制していく必要があるのではと個人的には考えているんですが。
なかなか進化しないジャンル特化型の量産型ブログ
次はいわゆる「特化型の量産型ブログ」について語りたいと思います。
恋愛・美容・健康・就職など、特定のジャンルに特化した情報ブログは「特化型ブログ」と呼ばれています。
これも言っちゃ悪いんですけどたいがい量産型なんですね。昨今では特化型ブログも、いかがでしたかブログの亜種と捉えられやすい傾向にあります。
ただ真剣にWEBライターとして活動している人であれば、ある程度プライドを持って活動していることでしょう。「ただの量産型になりたくない」という思いから、内容はそれなりにしっかり自分の頭で考えて書きます。
真面目にやってるWEBライターの大半はコピペは一切やりませんし、「いかがでしたか」も使わないのが当たり前です。そもそもそれをマニュアル上アウトとしているクライアントさんがほとんどでして。
しかし、自分の無知なジャンルの記事の依頼を受けた場合、「他の記事から知識・情報のみをパクらせて頂く」と言う行為はやらざるをえないのが現状です。
個人的にはこれが非常にもどかしい。だって他人様の記事の情報パクるとか普通に嫌だし。(その他人様の記事も誰かの記事をパクって作られていることが多いんですが)
しかしクライアント様が最前提として望んでいるのは「いかにマニュアルを守り構成に沿った内容で、SEO対策を重視した記事になっているか」なんですね。
そこを厳守した上で記事を書くのが我々WEBライターの仕事な訳ですし、情報パクリも作業のルールの一つと割り切ってやっています。
オリジナリティ・独創性を表現できない点は、WEBライターのつらいところでもあるのです。
指定されたキーワードを指定の割合で盛り込んで書く必要がある場合なんかは、すべて自分で考えている文章であるにも関わらず、コピペ判定で引っかかることもあります。
ネット上には膨大な量の記事があるので、どこかと似たり寄ったりの内容になっちゃうんでしょうね。これもまた非常にもどかしい。
「自分の言葉」で書きたいからジャンルを絞ることにした
私の場合、最近では恋愛ジャンル、もしくはお付き合いが長く書き慣れたクライアント様の依頼をメインに受けるようにしています。
これも「他人の記事の情報をなるべくパクりたくないから」という理由が大きく、恋愛ジャンルであれば自分の経験はもちろん、周りの経験なども参考に書けるので内容を考えやすいです。
もちろんクライアント様が求めている内容のものを書かなくてはいけないので、基本の指示には沿った上で、なんとかオリジナリティも込めるようにしています。
やっぱりWEBライターは、自分が経験しているジャンルに特化して依頼を受けるのが能力を最大限に発揮するコツではないでしょうか。
基本はGoogleやクライアント様の運営のやり方に沿わなくてはならないので、我々WEBライターの記事に「いかがでしたか感」が出るのはもはや仕方ない部分もあります。
しかし他人様の情報をパクることに対する罪悪感が無いというだけでも、心情とかやりがいがだいぶ変わってきますね。
WEBライターは立派な物書きだ!
普通のライター、小説家、エッセイスト、ブロガーとかとは違い、WEBライターは記事の書き方というか、作り方そのものが特殊な仕事ではあります。
言い方悪いけどクライアント側としては「Googleの仕様に媚びた記事」を作らなきゃいけなくて、その上で読者に求められる内容に仕上げなきゃいけないんですね。でないと彼らもご飯食べていけないんで。
そして、クライアント様が稼いでくれないことには、我々WEBライターもおまんまの食い上げってやつです。
だからどうしても似たり寄ったりの記事が出来上がってしまいがちなんですけど、そんな中でも私は「オリジナリティを重視したWEBライティング」を目指していきたいと思っています。
今のところ私が1番個性出して書けてるなと思うのがやはり恋愛関係の記事なんですけど、ゆくゆくは色々なジャンルの知識を蓄えて、ライティングの幅を広げていきたいなと思っています。
量産型WEBライター脱却の方法について書いてみた。
最後になりますが、「量産型WEBライター脱却の方法」について最近まとめてみました。
興味のある人はのぞいて頂けると嬉しく思います。それでは!