マンガボックスで地味にハマり続けてきた僕たちの生きた理由がついに最終回を迎えました。
連載開始時は私まだギリ20代やったよ…
よくぞここまで頑張られたと作者様には影ながら拍手を贈りたい。
「僕たちの生きた理由」(著者・渡辺 和幸 氏)5巻表紙より引用。
最終回直前のあらすじ
それでは最終回直前のあらすじも含めざっくりと。
アキラと竜星以外はやっぱり全員人形にされてしまいました。
人形にされたクラスメイト達によってアキラもついにやられるかといったその瞬間、助けに来た竜星とともに奥の部屋に逃げ込みます。
「木偶の繭」を読んだ竜星くんからのネタバレによると、この人形遣いの審査は最後に残る人が始めから決まっていたらしく、それがアキラとの事。
それを伝える役目だったっぽい竜星。しかも最後の1人にならなければ先の展開には進めないからって事で自ら仮面を被って人形化。竜星くんは最後の最後までイケメンでした。
そうして竜星に全てを託され1人残されるアキラ。皆の為にラスボスの人形遣い集団との最後の戦いへ。
最奥の部屋に居たのは六柱骸のトップである人形遣い。彼の説明によると、この審査は次の人形遣い候補であるアキラがその器たるのかを確かめる為の審査だったらしいです。
本当は三神くんがその器になる予定だったらしいが、彼は病気でお亡くなりに。その代わりとして、彼の気持ちとは裏腹にアキラが器に選ばれてしまった。ということらしいです。
器であるアキラがこれからなすべき事。それは「ゲンノウ」の力で人形遣いを倒すか、次世代の人形遣いとなり100年間形代町や人々を守り続ける事。
人形遣いの座を引き継いでしまえばアキラと言う人間は消失し、孤独のヒーローとして100年間街を護り続けなければなりません。
人形遣いを倒してしまった場合アキラは自由の身に戻れるが、人形にされた他のクラスメイト達が代わりに犠牲になり街を護り続けなくてはならないそうです。
ここまでファンタジックな展開になるとは、連載初期の時点では予想もしていませんでした。小学生になんという過酷な試練与えてんだよ…
究極の選択。さぁどうするアキラ!
そして、最終回。
舞台は第1話時点での卒業式後に見えるが、どこか違うような…。
というかこの時点でアキラがどういう選択をしたのかがわかってしまう…涙
ここで影の薄すぎたヒロイン姫野ちゃんが登場。
何か大事な事を忘れてる気がする、と牛島達にこぼします。
すると他の皆もそんな気がする、と口々に言いだします。どうやらアキラがいたという記憶は皆の中から消えてしまっているようです。
ここで牛島の提案によってクラスメイト達は学校の思い出巡りをする事に。
学校を回る一同。最後にタンゲサゼンに会いに行こうとする竜星を見つける美亥。
竜星美亥コンビは劇中で散々フラグ立ってただけに最終話でもやっぱり微妙に絡みが。この2人好きな私としてはぶっちゃけ美味しかったです。
やっぱり姿を現さないタンゲサゼンや、三神くんのことも思い出しつつ、思い出巡りを終えようとする姫野のスマホに謎の着信が。
非通知で、たぶん第1話の時に流れてたセカオワのあの曲。
きっと相手はアキラくんだと思われるが、記憶の消えてしまっている姫野にはもちろんわかりません。
それでも、なぜかわからないけど涙を流し出す姫野。(やっぱり君はメインヒロインやったんやな…)
学校から去りゆく皆の様子を屋上から見守るアキラ、タンゲサゼン、前世代の人形遣い。
「別れは済んだか?」とアキラに聞く人形遣い。いや会えてないじゃん忘れられてるやん。
アキラくんは思いました。たとえ皆の記憶から自分が消えてしまっても、自分の中の皆と過ごした楽しい思い出は残り続けると。
アキラの選択は切なすぎて泣けます。よくぞこんな過酷な道を選び抜いた…
そして人形遣いから仮面を受け取り自分の顔にかぶせるアキラ。ついに世代交代です。
「この形代町と皆は、俺が守る!」で物語終結。
………。
そ、そんな…。
最後は見事にうまくまとまった。それはわかる。
ただ私としてはやはりアキラも込みのハッピーエンドを期待してたわけよ。アキラ救いなさすぎるやんこれじゃ…。
そういえば最終回1ページ目の黒板の日直の名前がアキラになってるけど、誰やねん!?ってなるんじゃないのかと。
電子版コミック最終第6巻が6月に発売するとの事で、書き下ろし特別編でもう1つのエピローグが収録予定らしい。そっちでの展開で救いを期待している自分がいます。
ともかく、数年読み続けてた漫画が終わっちゃうのは寂しいですが、作者様にはただただおつかれさまの意を伝えたい。
このジャンプ並みに打ち切りの多いマンガボックス内で、無事最終話までやり遂げられたのはすごい。
てかアプリで読んでた長期連載どんどん終わってくなー。ももくりとかスマ倫、金田一シリーズあたりはけっこうハマってました。
ちょい昔やけど、高遠さんの若い頃のやつはもうちょっとやってくれても良かった。
とりあえずハマれそうな作品発掘してみよ。