どうも、あおやんです。
昨年6月に我が家の一員となった小さな小さな赤ちゃん子猫は、今やこんなに大きくなりました。
BEFORE
AFTER
手足長いw
なんとか一人前に育ってくれた様でひと安心。
来たばかりの頃は「うっかりミスで死なせてしまったらどうしよう」と不安になりながら試行錯誤しつつ育てる毎日で、思いもよらないヒヤリハット事例もいくつかありました。
それくらい子猫ってのは危なっかしい存在で、いわば人間の子供と同じ様なものです。危険な物や場所に平気で向かっていきます。
これから子猫を飼う人に不慮の事故で愛猫を失ってほしくないので、今回は子猫と安全に暮らす為のリスクヘッジと言いますか、危機管理術について書いていきます。
注意ポイント1:風呂場
猫と暮らすなら風呂場に気を付けろというのはもう基本中の基本ですよね。猫って意外と風呂場に興味を持ちやすく、湯船の縁の水滴を好んで舐める子も多いです。
そこで気を付けないといけないのが湯船に張ったお湯ですね。猫は基本的に泳げない動物なので、もし湯船に落ちてしまったらほぼ間違いなく溺れます。
成猫でも這い上がってこれず命を落としてしまうケースもあるくらい、湯船は危険スポットです。猫を飼うなら極力貯水はせずにお風呂が終わったらお湯を抜くこと。家族全員の入浴が終わるまで猫を浴室内に入れない。
追い焚きしたい派の人にはもったいないかもしれませんが、猫の命の方が大切です。そもそも風呂場のドアを開けっ放しにしないのが1番なんですが。
注意ポイント2:洗濯機
洗濯機もなかなかの危険スポットです。特に子猫であれば小さいので、もし衣類のたっぷり入った洗濯機内に入り込んでしまったら気付きません。
そのまま洗濯機を回してしまったら、ほぼ間違いなく死んでしまいます。過去にもそういう事例はいくつかあった様です。人間の子供が命を落とす事故もありました。
対策としては常に洗濯機を閉めておくこと、衣類は洗濯するその時に洗濯機内に入れること。また洗濯機を回す前は、万が一にも猫が入り込んでいないか毎回確認する癖を付けることです。
我が家では常に洗濯機を閉めて、かつ回した後に猫が周囲にいるか確認する様にしています。カビは生えやすくなるけど、カビ防止洗剤や洗濯槽クリーナーの使用でなんとかカバーするしかありません。
注意ポイント3:ベランダ
ベランダによる事故やトラブルの第一位はやはり「脱走」なんですけど、それだけではありません。怖いのが2階以上のベランダで、もしうっかり子猫が外に出てしまったら、転落死するおそれがあります。
猫は高いところから落ちても大丈夫とは言いますが、さすがに2階以上の高さのところから落ちると命は保障できません。子猫だとまだ手足や運動能力が発達していないから尚更危険です。
対策としてはベランダは常に閉めて鍵もかけておくこと。どうしても窓を開けたいなら、絶対に破れない・外れないタイプの網戸や格子を設置しておくことでしょうか。
注意ポイント4:玄関
玄関で注意する事と言えば脱走と、ドアの開閉時でしょうか。子猫だと足元に居ることも気付かないケースが時々あるので、気付かずドアを開けてしまい猫を挟んでしまったり、踏み付けてしまったりということが考えられます。
下手をすれば命を落とすケースもありますし、脱走してしまうと小さいので探し出すのが大変です。また、玄関は意外と対策しにくい場所で、住んでる家の間取りによって対策方法が変わってきます。
具体的には、玄関に繋がる場(リビングなど)のドアを閉め切り猫をそこから出さない、猫の脱走予防用ゲートを設置するなどの対策があります。
注意ポイント5:キッチン
キッチンで気を付ける場所と言えば、火や電化製品のコードです。料理などで火を使っている最中は猫をコンロ周りに近づけないよう気を配りましょう。
中にはキッチンの上に上がる猫もいますし、炊飯器やポットの電気コードを噛むということも考えられます。怪我や火災を防ぐためにも、調理中は猫をケージに入れておくなどの対策が有効です。また風呂場と同様、シンク内での貯水もやめましょう。
注意ポイント6:箱や袋
意外と油断しやすい危険ポイントである箱や袋。何が怖いってまだ小さい子猫の場合「中に入ってしまっていることに気付かない」という点。
例えばうっかりゴミ袋の中に入り込んでしまい、飼い主がそれに気付かず捨ててしまう…なんて恐ろしい事態が起きてしまう可能性もゼロではない訳です。
猫は箱や袋を見るとついつい入りたくなる習性を持っているだけに、特に注意しておきたいところ。
注意ポイント7:刃物類
ある程度成長してきたら噛み癖が付く子もいるので、不用意にハサミなど刃物類を置いたままにしておくと、噛んだりじゃれついたりして怪我につながるおそれも。
その他には猫用爪切りで子猫の爪を切ろうとして深爪など切り過ぎることによる負傷などが考えられます。また人間が刃物を持っている時は、猫に近づけない様に注意することも大切です(落としたり当たったり等の危険が)。
注意ポイント8:コード・小物類
小さい赤ちゃん・子供を育てる時と同じく、子猫を育てる時も小物類の取り扱いには細心の注意を払いましょう。
特に薬・電池・針など飲み込むと危険な物は猫の見える場所に置かない、綿や糸・袋なんかも誤飲するのは危ないです。
電気コードも猫が噛みついて感電するおそれがあります。火事の元にもなりかねないのでなるべく見えない場所にまとめるか電気コードカバーを付けるのがおすすめ。
注意ポイント9:災害時
天災の多い我が国において、災害時にペットと逃げる為のハウツーはしっかり身に付けておきたいところ。
巷に溢れる「ペットと避難する為の準備や手順などをまとめた記事や書籍」を読み込んでおくことはもちろん、最低でもキャリー・簡易ケージ・食事・トイレをすぐ運び出せる準備をしておくといいですね。
普段から簡易ケージやキャリーを開けっ放しにしておいて猫が自由に出入りしている環境を作っておくと、いざ外出する時でも猫がすんなりとケージに収まってくれるので避難時も楽だと思います。
注意ポイント10:人間
最後は人為ミスによって猫を危険に晒してしまう危険性についてお話します。
よくあるのが重い物を運んでいる時にうっかり猫の上に落としてしまったり、下にいることに気付かず踏み付けてしまったり、と言ったものです。
昔、ベッドから勢い良く飛び降りたらその下に猫が居て踏み付けてしまい、猫は命を落としてしまったという悲しい話を聞いたことがあります。
他には、子猫と一緒に寝ている時に、気付かず子猫の上に体を乗り上げ死なせてしまった、などなど。
可愛いのはわかりますが、特に自力で逃げたり助けを求めることができない子猫のうちは、絶対に添い寝はNGです。人間の赤ちゃんと一緒。
また、いつどんな時も猫が身の回りにいることを想定して動くのを心がけましょう。猫の足音はそんなに目立つわけではないので、知らないうちに側に来ていることなんてしょっちゅうです。
後は動物病院・引越し等で猫を外出させる必要がある時は、必ずケージに入れてロックをきっちりかけて運び出すこと。外出時に自宅から離れた場所(猫のテリトリー外)で脱走してしまった場合、無事に帰ってこれる可能性は低くなってしまいます。
まとめた
猫は比較的飼いやすい動物ですが、家の中であっても飼い主によるリスク管理は必須です。普段から猫にとって危ない物を置きっぱなしにしていないか、猫にとって危ない場所はないかなどを今一度チェックしてみて下さい。
あなたのおうちの猫ちゃんが、安全で幸せな猫生を送れますように。